ごみ有料化説明会
竹富町でごみが有料化になることが決定し、説明会がありました。
キビ刈りの忙しい時期にもかかわらず、50名ぐらい参加していました。
特に女性が多いのが印象的でした。
いま、竹富町のごみの分別は非常に細かいです。
「プラ」マークの入ったビニール、プラスチック容器などは水洗いして乾かして、資源ゴミ。
ペットボトルはラベルをはがして水洗い。
都会では考えられないのが、「生ごみは各自で処分してください」。
うちは生ごみ処理機を買いました。
「燃えないゴミって何?」っていうぐらい、ほとんど資源になります。
実際にうちで出る「燃えないゴミ」は、
ゴマ油の空き瓶などリサイクルできないビンや、子供が割った食器、こわれた洗濯バサミなど。
2か月に1回ぐらい、子供が食器を割ったタイミングでしか出していません。
おかげで竹富町はごみ排出に関して非常に優秀で、
一人当たりのごみ排出量は全国平均の半分、
リサイクル率は全国平均の倍だそうです。
こんなにリサイクルに貢献しているにもかかわらず、有料化。
なぜかというと、焼却炉は各離島にあり燃えるごみは処理できますが、
資源ごみについてはリサイクルセンターが西表島にあり、輸送費がかかるからです。
実は、最近までゴミの分別は一切なく、島の外れのチリ捨て場で燃やすだけでした。
平成17年に分別が開始されてからゴミの量は半減したものの、
処理にかかる費用は5倍になり1億円を突破する勢いとか。
具体的にどうやって手数料を徴収するかというと、
指定のごみ袋が販売されます。
大(45リットル):60円
中(30リットル):50円
小(15リットル):40円
高い!
沖縄県でごみ有料化を実施している自治体の中で一番高いです。
近くの石垣市では大で20円だとか。
有料化の目的として、「ごみを減らそうとする意識が高まる」というのがありました。
確かに、もともと意識の高い人はレジ袋を断ったり、ごみが増える商品を買わなくなったりすると思いますが、
意識の低い人がどういう手段に出るか・・・不法投棄や野焼きが増えるのではという懸念があります。
波照間に住んでいると、特に増えるのが段ボール。
AmazonなんかDVD1枚でも段ボール、しかも再利用しづらい形の箱に入れて来るし。
きれいに畳んでひもで縛ってお金を払うより、燃やしちゃえ!って人もいるだろうな。
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